姓名回文はなぜ作りやすいか?
「練り足りない稲荷ずし」の回文の記事で、「姓名回文ならそれ程大変でもないのです」と書いたのですが、「実例を追加しなければ」と思って、この記事を書き始めました。
作りやすい理由は二つあります。まず、一つ目です。姓や名や地名を見たら、取り合えずひっくり返してみて、使えそうだったら頭の中の「姓名回文データベース」に入れておくのがやり易いのです。例えば、「長嶋」、「中島」は「なかしま」だから、あっ、「マジかな」で使えると言った具合です。「長嶋川上王(おお)美川かマジかな」という回文など、簡単に作れます。香港の近くの地名も追加するのは不謹慎だからやめましょう。
二つ目は、姓名回文だと少々くだらなくても、こじつけでもウケることです。典子さんに、「ずっとパソコン使ってるから肩凝ってるでしょ。この肩こり体操、よく効くよ」と言って、両手を上に伸ばしてから肩までおろしながら、「典子だ肩こりの(のりこたかたこりの)」とやれば、笑ってもらえます。「道化師のソネット」を歌うまでもないですね。

典子さんの肩こり体操。右側がちょっとイメージと違うけど、まあいいか。
固ゆで卵のこころは?
つくば市の中心部の少し北に「松見公園」があります。鯉がいっぱいいる公園です。お店で「コイの餌」を買って池に投げると鯉が群がり、鯉の上に鯉が乗ってという状態になります。それを見たある国の方は、「こいつらは魚じゃない。豚だ」と言いました。余計な説明が長く続きましたが、「松見」は地名にも姓にもありますね。

筑波研究学園都市の中心部の松見公園の鯉は今も元気かな?
「豊」という名前、いい名前ですね。豊さんは名前の通り心豊かな方で、妻子のために朝食を作るのが日課です。半熟卵にすればいいのに、今朝ネットで見たレシピ通りに固ゆで卵を作っているので、時間がかかっています。ただの固ゆで卵ではなく「固ーゆでー卵」ですから、妻とお子さんが「まだー」って言うのは無理もないですね。
「固ーゆでー卵待つ身妻子まだーてゆーたか(かたーゆてーたまこまつみつまこまたーてゆーたか)。「言ったか」は関西では「ゆーたか」です。松見〇〇さんも、△△豊さんも笑ってくれそうです。松見公園の鯉の反応やいかに?

お父さんの方を向いて「まだー?」と言って欲しかったのだが・・・
イラストは、生成AIの「Gemini」さんに書いてもらいました。「顔を後ろに向けて」というような修正の注文には、まだうまく対応できないようで、全然違うイラストを描いたり、英語のセリフが入ってきたり、なかなか言うことをきいてくれませんが、そのうち上達するでしょう。
by ウェルビー