左:CROSSiSLAND中国式 ラケット本体重量82g

表面 Grass D.TecS GS赤、裏面ラザンターC45 ULTRAMAX黒 全体重量148.9g

右:エナジーウッド V2 WRB 中国式 本体重量87g

表面 Grass D.TecS GS黒、裏面ラザンターC45 2.0mm 全体重量152.5g

廃版になっていた小島渡コーチが使っているラケットが復刻された!

つい最近、2024年7月7日に、ワールドラバーマーケット(WRM)から、「【WRMツブ高】豪華特典付!小島コーチの特別仕様モデルラケットがついに発売!」とのメールが届きました。「小島コーチの特別仕様」の意味は、小島渡コーチが使っているラケットが廃版になってしまっていて私たちが購入できない、それを復刻したということのようです。5枚合板で薄くて硬く、グリップが細いという特徴があるとのこと。先着100名には、三つの特典がついていたのですが、今となっては「目の毒」なので、記事を読んで頂く時点のWRMのサイトを御覧下さい。「第1回ペン粒座談会 7月21日20時〜21時30分、ゲスト 安藤実慶選手(駒澤大学)・小林莉久選手(関西大学)」 はオンラインでしたが40名以上の参加で盛り上がりました。購入者特典の粒高座談会は今後も月1回、無料で開催されるとのことです。

上記は、控えめな事実であって宣伝ではないのですが、本題に入りたいと思います。上の写真は、CROSSiSLANDとCROSSiSLANDが届く前に使っていたエナジーウッド V2 WRBの画像です。詳細は写真の下のとおりです。

エナジーウッド V2Grass D.TecS GSを貼って使っていた理由

エナジーウッド V2 WRBを使っていた理由は、youtubeで「ペン粒スペシャル対談|小島コーチ・安藤選手」の時にお二人の用具を知ったことです。小島コーチは「操作性の良さ」重視なのに対して、安藤選手は「速さと質の高さ」重視ということでした。安藤選手は、エナジーウッド V2 にGrass D.TecSを貼っているということで、これが私に合っていると考えた訳です。ラケットは実際に私に合っていました。

ただ、安藤選手が使っているのがGrass D.TecSかGrass D.TecS GSなのかは分かりませんでした。また、安藤選手はフォアの攻撃の際には、持ち替えて裏ソフト側で行うことが主な(?)ようですが、私はフォアも粒高面で打つので、Grass D.TecSは使っていませんでした。フォアの攻撃が不安定だったからです。ところが、グルーシート付のGrass D.TecS GSが攻撃に適しているということを、WRMのyoutube「卓球【GrassDtecsGS TIBHAR】ツブ高Grassを越えたGrass新発売!【卓球知恵袋】」で知りました。それ以来、Grass D.TecSを主に使っています。(2024年10月現在、攻撃の安定性を重視して、「Superwall」に変えています。「超壁」で攻撃するというのも「へん粒」らしいかと。)

エナジーウッド V2 WRBを使いながら悩んでいたときにCROSSiSLANDが出た

エナジーウッド V2 WRBを使って感じていたことについてお話します。どのラケットでも重さにはばらつきがあります。国際卓球のような在庫の多い店で、ラケットの重さをはかって購入するか、ラケットの重量を指定して注文するかして、複数のラケットで実際に打ってみて比較することは、最終的な用具の決定にとって重要です。実際に使ってみたところ、ラケット本体重量91g、87g、84gによってボールの速さが全然違うことが分かりました。91gのラケットのプッシュはノータッチで抜く速さがありました。

ただ、重いラケットは、手首や肘への負担が大きい上に、裏面に貼る裏ソフトラバーが限られてきます。裏面をミート打ちに使うならば薄くて硬いラバーで良いかも知れませんが、裏面ドライブを重視するならば、私の場合には、柔らかくて厚さのあるラバーが適しています。最近、裏面ドライブを使えることが大事だと思うようになってきたので、エナジーウッド V2 WRBの87gに、表面 Grass D.TecS GS、裏面ラザンターC45 2.0mmを貼って、全体重量152.5gで使っていました。ほぼ、「これを本職にしよう」と考えていました。練習相手からも、「それに決めたら」と言われていました。その矢先に、CROSSiSLANDが発売されたのです。罪なこと、この上ないと思いました。

エナジーウッド V2 WRBとCROSSiSLANDを打ち比べてみた

タイトルの下にある、冒頭の写真にある二つのラケットを打ち比べてみました。CROSSiSLANDは、エナジーウッド V2 WRBより間違いなく固い打球感でした。それで入りにくくなるのではないかと心配しましたが、そうでもありません。何故かは分かりませんが、ひょっとしたらCROSSiSLANDのグリップが細くて操作性が優れていることの影響かもしれないと思っています。速さに大きな差が無いかも知れませんが、ボールが「ドナックル」で直線的に飛ぶので、対戦相手が、私のフォアの粒高スマッシュを落としてくれる割合が高くなったと感じています。もちろん、技術レベルの高いドライブマンは瞬間的に引き付けてしっかり回転をかけて返してくるので、連続攻撃の準備も逆コースに打つことも、スマッシュを緩く打ったり速く打ったりしてタイミングを外すことも必要だと思います。しかし、「ドナックルスマッシュ」の最大スピードの大きさがあってこそ変化が生きると考えると、CROSSiSLANDを使うことによって1ゲームに1~2点の差があるような気がします。

ラケットが5g軽い効果も大きい

もう一つの利点は、ラケットの平均重量が5g小さいことです。そのために、裏面にラザンターC45の2.0mmではなくラザンターC45のULTRAMAXの在庫の中で一番軽いものを選んで貼ったところ、3.6g軽くなっています。これはラケットの操作性の良さ、裏面ドライブのやりやすさ、サービスの威力につながると考えています。今後は、道具を固定して練習で技術レベルを上げること、様々な戦型、特徴の選手と接戦になる試合を沢山することが大事だと考えています。当面、CROSSiSLAND中国式 ラケット、表面 Grass D.TecS GS、裏面ラザンターC45 ULTRAMAXの組み合わせを「本職ラケット」として使っていこうと思います。

なお、本記事は、変則的なペン粒(「へん粒」)の私の、現時点での意見であることにご注意ください。

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by へん粒