回文:いなりだね いなりたりねえ ねりたりない ねたりない

正しくは「寝足りない」と思いますが、「眠り足りない」ことが問題。「寝ても眠れない」という問題も深刻ですから。それはさておき、師走で忙しい方も多いかと思います。ケーキやパンの生地を練るために未明から仕事をなさっている方々、不眠不休で原稿を練り上げている作家や研究者の皆さん、練り足りない文案を夜遅くまで練っている霞が関の官僚の皆さん、企画書案を書いている方々、などなど・・・。

折角作った企画書案なのに、上司に「この企画練り足りねえなあ」と言われ、席に戻って、「もおー、私は寝足りませんよ」、「おっ、それ使えるね」、「やめて下さいよ、このくそ忙しいときに」などとつぶやき合っているあなた。言葉の正しい意味でヤバいですよ!

こういう時、差し入れをしたくなりますよね。何がいいか?正解は稲荷寿司。「稲荷だね 稲荷足りねぇ 練り足りない 眠足りない」。

弘兼憲史の回文塾では大変そうだけど、姓名回文ならくだらなくてもウケル

私が回文を知ったのは、「弘兼憲史の回文塾」を読んだ時です。今は中古書しかないようですが、とても感心した覚えがあります。「2時間もウンウン言いながら考える」というくだりに「大変だなあ」と思ったのですが、姓名回文ならそれ程大変でもないのです。例えば、「かねがないなかねか(金がない中根か)」。確かに!いやいや、疑問形ですからそうとは限りません。でも、「ノーと言える中根になりたい。」とフォローしたくなりますね。